【最新版】スタートアップ企業とは?ベンチャー企業との違いについて光本氏に聞く

最終更新日 2024年10月29日 by anielm

「スタートアップってなに?」
「スタートアップ企業とベンチャー企業の違いについて知りたい」
「投資家の光本勇介さんの経歴に興味がある」

とにかく起業したばかりのものをすべてスタートアップ企業と呼ぶわけではありません。
ベンチャー企業や中小企業とも違います。
最近聞かれることが多くなったこの言葉について、詳しく知ることにしましょう。

光本勇介さんがシリコンバレーについて語る

生まれたのはアメリカのシリコンバレーでのことです。
IT関連の企業が多くある地域です。
ただ起業するだけでなく、そこから大きな成長を遂げ更にはそのまま良い状態を保っている企業こそがそうなのです。
IT関連事業が急成長していく中で、シリコンバレーにはこういった企業が多数現れました。
だからこそそういった所を総称する言葉も出来あがった、という時代背景があります。

参考:光本勇介

当然ながら、アメリカに限定されているわけではありません。
日本にもいくつものスタートアップ企業はあります。
日本経済新聞などを見れば紹介されています。

「短期間に急成長を遂げ花火のようにあっという間に消えていくのではなくそのまま活躍を続ける」、それ以外にも特徴はあります。
その企業が、これまでは市場に存在していなかった新たなビジネスを掲げているのです。
新しければ良いのではなく、それが人々の・社会の役に立つものかどうかも重要です。
社会貢献したいと考え、世の中に無いビジネスを見つけ出して成功させなければならないのです。
単なる企業に比べて実現はかなり困難を極めます。
誰もが名乗れるわけではないのです。

スタートアップ企業は短期に設定、一気にのし上がっていく

これまでの世界にはなかった商品やサービスを生み出す・新しく設立されたばかりの企業で当然ながら急成長を遂げてそうな存在として、むしろベンチャー企業を考える方の方が多いかもしれません。
ベンチャー企業イコールスタートアップ企業と思っているなら、それは違います。
ベンチャー企業が中長期で目標を達成することを目指しているのに対して短期に設定、一気にのし上がってきます。
成長曲線を見れば一目瞭然、Jの字に急上昇していく様子がわかるでしょう。
そのままプラスの方向を維持していることも特徴ですが、さすがに新たな分野とはいえずっと高い水準でい続けるのは大変です。
目標を達成し次第すぐにも企業を売却してしまうなんてケースも多かったりします。

金融機関が融資を断ってくるケースが多い

ぜひ目指したいと思われているかもしれませんが、それはいばらの道です。
何しろ前例も実績もありません。
金融機関が融資を断ってくるケースが多いのです。
その多くはベンチャーキャピタルからの出資を受けています。
エンジェル投資家からということも、お金の当てが付いたら目標達成に向けて一気に突き進んでいけばいいものの、必ずしも成功するとは言い切れません。
未知への挑戦はハイリスクハイリターン、倒産や従業員の失職・出資者の大損害などのリスクも覚悟の上でやらねばならないのです。
無謀な賭け、若い方がやっていることがほとんどです。
ある特定の分野の才能を持つ彼らは一斉に前を向いて走っているときはいいでしょう。
ただその他の分野には未熟な部分も多いので、長く企業としてやっていくとなるといろいろと問題が発生してもおかしくはありません。
何かと大変なこの世の中、企業としての状態を維持できているだけでもすばらしいのです。
年間で吸うパーセントから数十パーセントでも成長できれば、御の字です。
ただこの程度だと急激な成長とは言えません。
目標は高く高くそびえたっているというわけです。

スタートアップ企業が注目を集める理由

この世の中、インターネットの時代だからこそIT関連の企業は人々に期待され注目を集めています。
スタートアップ企業という名が生まれたのもIT関連、その後も日本だけでなく世界で見てもこの分野の企業にこそ多い傾向はあります。
目指すならこちらの分野です。

起業する経営者の立場となるのはごく限られた才能ある方々のみ、そしてスタートアップ企業で働く従業員となるのもまた大変です。
何しろ短期目標達成を目指すためには、入社してのんびりと新人研修など受けている場合ではありません。
即戦力となれねばなりません。
目標達成が困難だからこそ一人一人が高い能力を持ち努力も出来る方じゃあないといけないのです。
そうして頑張って目標までたどり着けたら、あっという間に売却されて終了、なんてこともありリスクは大きいです。
とはいえ、それだけの能力のある方であれば大丈夫でしょう。
そこでの経験を元にまた別のスタートアップ企業を目指してすぐにも採用となるでしょうし、今度は自身が起業家となって歴史に名を残すすばらしい企業を立ち上げるかもしれないのです。

まとめ

ベンチャー企業よりも困難を伴う分野ながら、次々と若者らががむしゃらに走り抜け新しい日本を・世界を作り出そうとがんばっているのです。
その影には、結局は借金を背負っただけで倒れていった多くの人々もいるのでしょう。
「あの頃は若かった」と昔を懐かしんでいるかもしれません。
スモールビジネス・中小企業などともちがったこの形態、あなたがご存じの企業ももしかしたらそうかもしれません。
今も世界のどこかでスタートアップしています。