最終更新日 2024年10月29日 by anielm
近頃はゼロエネルギー住宅を建てる人が増えています。
地球温暖化対策として、このタイプの住宅が推奨され始めたばかりの頃は、一般的な住宅よりも建築費用が高いことから積極的に建てたいと思う人が少なかったです。
ですが、実際に建ててみた人の口コミなどから素晴らしい住宅であることが知られるようになり、徐々に建築したり建築を希望したりする人が増えていきました。
多くの人が建てている、評価が高いという理由から建築を決定する人もいますが、ゼロエネルギー住宅の購入を希望するのであれば基本的な知識を身につけておいたほうが良いと言えます。
知らなければ失敗をしてしまう可能性もあるので、基本情報を知った上で満足度の高いマイホーム購入を実現してください。
ゼロエネルギー住宅の定義
ゼロエネルギー住宅の定義は、省エネ設備によって家庭でのエネルギー消費量を少なくし、消費したエネルギーと同じくらいのエネルギーを創ることができる住宅だと言えます。
完全に家庭内だけで電力を賄う必要はなく、電気が不足しているときには電力会社から電気を買うことができますが、余るほどの電力を創り出せたときには反対に電力会社に電気を売ることになるでしょう。
普通の住宅では火力発電などで創られた電力を消費することになるので、消費量が増えるほど地球温暖化の進行に繋がります。
省エネ設備と創電システムが導入されている住宅であれば、火力発電で得た電力の消費量が減るため、地球温暖化防止に繋げることが可能です。
ゼロエネルギー住宅の特徴
もしも、ゼロエネルギー住宅を選択するのであれば、建物には高断熱窓や断熱素材が採用され、省エネ設備には高効率な空調や給湯器、電気やコントロールパネルなどが採用されます。
創電システムには太陽光発電だけでなく、創り出した電力を蓄える蓄電システムが採用されるケースが多いです。
こういった工夫が取り入れられていない家庭と同じようなスタイルで生活した場合、こちらの住宅のほうが消費電力を抑えやすいと言えます。
この住宅を選ぶ場合は住む人が省エネにかなり気を遣うことになると思っている人もいるようですが、初めから快適に過ごしやすい仕組みや省エネに繋げやすい設備が導入されていることから、大変さを感じることなく省エネが実現できると知っておきましょう。
補助金が得られる可能性がある
高断熱や省エネルギー、創エネルギーなどの条件に合う住宅を建てる場合、補助金が得られる可能性があることも知っておくと良いです。
どのようなシステムで構成されているのか、どのような人物が住むのかなどの要件を満たさなければなりませんが、定められている要件に当てはまっている住宅であれば補助金を利用できるのでお得になります。
最新のテクノロジーや設備を取り入れるために総合的なコストは高くなってしまう傾向がありますが、ゼロエネルギーでない住宅では適用されない補助金があるので、優れた機能が備わった住宅をお得な価格で建てられるでしょう。
ゼロエネルギー住宅は災害に強い
ゼロエネルギー住宅は災害に強いというメリットもあります。
耐震性能や防火性能は一般的な住宅でも高くすることができますが、こちらのタイプであれば災害時に電気を確保することができることを知っておくと良いです。
大規模な災害が起こったときには電気の供給がストップすることがありますが、突然電力を失うと大変な思いをすることになります。
そのまま食べられる食品がなければ空腹の状態で過ごすことになりますが、創電システムと蓄電システムの両方があることで災害時でも電力を得ることが可能です。
災害以外に工事の影響による停電が起こったときにも電力が使えるので、便利だと知っておきましょう。
いざというときに備えたいと思っている場合も、このタイプの住宅はおすすめだと言えます。
住宅メーカーの選び方
魅力的な住宅ですが、建築を検討するのであれば依頼したい住宅メーカーが対応しているかどうかチェックしておく必要があることを理解しておきましょう。
近年ではこのタイプの住宅が増えていますが、全ての住宅メーカーが建築を得意としているわけではありません。
選び方を間違えてしまうと性能の低いシステムを導入することになり、充分な省エネ効果や創電が期待できない可能性があります。
本格的に話を進めたいのであれば、住宅メーカー選びの際にも注意が必要です。
省エネ性能の高い住宅の建築実績が豊富な住宅メーカーであれば、納得できる内容に仕上がる可能性が高いと言えるでしょう。
あるいは、エスコシステムズさんのように省エネを専門にしている業者さんに相談するのも良いでしょう。
まとめ
ゼロエネルギー住宅を建てたいと考えているのであれば、こうした基本的な知識を持っておくことが大切だと言えます。
特徴を知らなければこのタイプに当てはまらないマイホームを建ててしまう恐れもあるので要注意です。
補助金適用を期待していたのに要件を満たしていなかったという問題が起こることも多いため、きちんと理解してから建築の話を進めていくことが大事です。
素晴らしい部分が多くておすすめな建物だと言えますが、建築を希望するときには詳しい部分まで知ってから具体的な行動に移すようにしてください。